そこで、換算式をググってみると、
1 T = 42.58 MHz
1 T = 42.576 MHz
1 T = 42.577 MHz
などなど、これらの前後の値がいろいろ目立つことに気付きました。どの値がいったい本当なのでしょう?
そこで、理科年表(H15 年版)の定数をもとに計算してみることにしました。このブログではギリシャ文字が使いにくいので、下図を使って、きれいなフォントで示すことにします。

単純に 1H の磁気回転比を使うと、
1 T = 42.5764011 MHz
となりました。もちろん、有効数字が何処までかなどの細かい点は無視していますので、末桁の数値は信用しないでください。ちなみに、磁気回転比の値は、
Park, P.G. and Kim, Y.G. (2003) Magnetic flux density standard based on the proton gyromagnetic ratio. Journal of the Korean Society 42 (6) 751-754.
から採りました。一方、磁気回転比を 1H の磁気モーメントとプランク定数から出してくると、
1 T = 42.5774825 MHz
になってしまうのです。このように、どの定数を使うかによって、小数点3桁目に少し違いが出てきてしまうわけですね。
困ったな。。。と思ったのですが、結局、MHz と T の換算表を作り、小数点1桁までテスラ値を四捨五入してみると、どちらを使っても同じ値になってしまいました。何をそこまで苦労していたのだか。

それにしても、覚え難いですね。43 という数値を覚えていたら、およその計算が頭の中で出来るでしょうか?あるいは、
20 T = 850 MHz
と覚えておいて、ここから概算で暗算すれば良いでしょうか?あるいは、
7 T = 300 MHz
の方が良いでしょうか?(厳密には、7.05 T = 300 MHz であるので、900 MHz では 21.14 T と繰り上がってしまう。)うーん、この最後のが良いかもしれません。7 と 3 を足すと 10 ですし(何というこじつけ)。この装置が新潟大学や岩手医科大学で動いているそうです(もうすぐ阪大でも)。では、やはりこれを基準にすることにしましょう。
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